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ご報告

一年ぶりのポストですが、昨年より主に日本を中心にして、以下の事業たちの立ち上げを進めてきました。

どちらも、最初の半年以内に達成したいと個人的に(勝手に)設定していたマイルストーンの達成に一年近く費やし、自分個人の力のなさを痛感すると同時に、新しい医療のインフラ・エコシステムを作っていきたいと強く願う、多くの同志達との出会いに恵まれ、四苦八苦しながらやってきました。

今後のチャレンジについては、以下の新しいブログで綴っていきたいと思います。
"The life so short, the craft so long to learn."



唐突だが、昨年までの過去4年間で、4人の家族・親友を亡くした。そのうち2人は、助けられた命だったと今でも後悔している。特に、米国で亡くした命については、今でも悔しさを忘れられず、彼の地への愛情や楽しかった記憶以上に、辛い感情が思い出されてしまう。

一方で、住む場所も含めて、幾つかの選択肢があって、ギリギリまで悩んだ。最後に背中をおしてくれたのは、オファーをくれたLAの企業の下見からの帰りの国内線で見た、『マネーボール』の最後のシーンだった。



"I know you’ve taken it in the teeth out there, but the first guy through the wall. He always gets bloody, always. It’s the threat of not just the way of doing business, but in their minds it’s threatening the game. But really what it’s threatening is their livelihoods, it’s threatening their jobs, it’s threatening the way that they do things. And every time that happens, whether it’s the government or a way of doing business or whatever it is, the people who are holding the reins, have their hands on the switch. They go bat shit crazy. I mean, anybody who’s not tearing their team down right now and rebuilding it using your model, they’re dinosaurs. They’ll be sitting on their ass on the sofa in October, watching the Boston Red Sox win the World Series.”

ダイナソーたちに負けないように頑張ります。


P5, Inc.
医療のパラダイムシフト、主役は病院から「社会」へ

"excited to announce that we launch a joint ventre "P5,Inc." with Sony, Illumina (globally leading genome sequencing provider), and M3 (world's largest physician online community, over 1 million members), leading to build a first-ever healthcare information platform for new era of personalized medicine.

The first 4 Ps come from the "P4-Medicine" to represent new concept of medicine and healthcare we are heading for (Predictive/Preventive/Personalized/Participatory). And the last P (Paradigm shift) indicates this new company's intention to become key player to catalyze such a transformation of medicine and healthcare."


JOMDD, Inc.
医療系事業会社3社を引受先とする第三者割当増資を実施致しました。
関連URL

"Excited to announce that our medtech incubator startup, JOMDs, has just completed Series A financing of US$3MM.
With this strategic partnership with 3 leading companies in different dimensions, a medtech manufacturer, a medtech distributor, and a med online marketer, we will leverage the untapped opportunities in Japan and commercialize them globally.
As one of use of proceeds, we will expand the global sales of our first product, OZAKI VRecS™, innovative cardiovascular product, for which we gained a FDA approval last month."
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つれづれ

覚悟の証

‘A leader is best when people barely know he exists.
Not so good when people obey and acclaim him.
Worse when they despise him.
But of a good leader who talks little, when the work is done, his aim fulfilled, they will say: “We did it ourselves.” ’


by Professor Irving Grousbeck

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ワンピースも好きだが、どちらかと言うとハンターハンター派だ。

OPはだいぶ伏線を使い果たしてきた感があり、ドラゴンボールで言うところのナメック星編が終わった時のような行き詰まり感がある。敵との相性や適性よりも、戦闘力のような単純な指標で話が進み、もはや何でもアリな感じか。

一方H×Hでは、話の伏線がまだまだ残してある。そして何より特徴的なのが、登場人物が時に驚異的な成長を見せる部分。その人間の能力(念能力)は、念という指標で測られるが、これが今までの少年漫画的な単純直線(戦闘力)では測れないため、腕っぷしが強ければ誰にでも勝てるわけではなく、依然として相性が重要になる。そしてこの念能力の向上に大きく寄与するのが、『制約と誓約』なのである。


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さて、先日のポスト 『キャリアのつなぎ方』 には、想定外に多くの方から反響を頂いた。それだけ皆、キャリアについて悩みながら進んでいるということなのかもしれない。そして、先日のポストに書いたように、多くの悩める同世代の人たちにとって、Planned Happenstance は安心させられる考え方でもある。

すでに書いたように、僕自身も多少は偶発的なキャリア選択をしてきたが、極めて目的志向タイプの人間だ。GSBでの生活を通して、改めて、というよりも常に立ち返る原点は、自分のミッションだ。自分の人生を使ってどんな変化をもたらしたいのか。そのために逆算してどう意思決定をすべきか。そのためにはどんな制約を受け入れるべきか。

自分の人生を使って、何を達成するべきか。なぜヘルスケアなのか。時代が今求めている売れそうなモノを作るのか、自分の描く未来を信じてモノを作るのか。そして、自分が描く未来を、独りよがりのものにしないためにはどうすればいいのだろうか。



これについて最近、MBAメンターにもらったアドバイスは以下のものだった。

"時代をリードする組織・製品を生み出すための究極的な秘訣は、

(1) 精度が高い情報へのアクセス
(2) リスクを取る勇気

の二つに集約される。
練り込まれた戦略論もきらびやかなモデリングやその他の要素も、
この二つに比べれば価値はない。"



GSBに来て最もvaluableなのは、まさにこの (1) の点で、alumniのコミュニティは何にも変え難い財産となった。ベイエリアが昔も今もイノベーションのメッカであり続けてきた理由は、まさにここにある。正直、このためにこの時間とお金の投資をしたと言っても過言ではない。

この点を意識し続ければ、自分が描く未来は、より実現性が高く、意味のあるものに近づけられる。そう信じたい。


人の受け売りだが、いつも原点に立ち返る時、こう思う。

『医療とは病気との戦争で、医師は戦場のソルジャーである。ソルジャーは武器なしでは戦えない。自分が担うべきは、時に武器のプロバイダーであり、時に軍の諜報部隊であり、時に軍の効率化を考えることも必要なのだ』と。



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最初の話に戻すと、誰かに何かを誓約するということには、何らかの制約が伴う。H×Hでも、制約条件が難しいほど、高い念能力を発揮する。これって、すごくリアルの世界でもよくあると、最近特によく感じる。

これはビジネスだけでなく、人間関係においても同じことが言えると思う。自分に無償の信頼をくれた人の期待に答えられなかったとき、幾度となく情けなくなったり、もう何かにコミットすることはやめようと思ったこともある。いっそ挫折を味わうなら一人でやればいい、誰もがっかりさせずにすむ。そう思い、自分のスタイルを変えるべきか、幾度となく悩んだこともある。

しかし、どんな制約条件が生じようとも、自分が覚悟を示すことで、そしてそれにコミットし続けるからこそ、期待・希望を勝ち取ることができる。その期待・希望こそが、組織・個人のベストを引き出すことにつながり、そして結果的に自分が掲げるような変化をもたらすことができる。やっぱり、そう信じたい。



"When you make a commitment, you build hope. When you keep it, you build trust. Trust brings out the best in people." - Stephen M. R. Covey


幾つもある意思決定の要素の中で、自分の短い一生をもってどんな変化をもたらすと誓うのか、そしてそのためにどんな制約条件を受け入れるべきかを踏まえれば、自ずと答えは決まってきた。。。




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さて、MBA留学記としての当ブログは、本日を持って終了とします。

とは言っても、このブログでヘルスケア系の情報を発信し続けたことで、多くの貴重な出会いもありました。どういう形を取るかは決めてませんが、何らかの情報発信はし続けたいなと思ってます。

最後に、以前と真逆のことを言うようですが、キャリアに悩んだ時には、Planned Happentance の考え方に頼りすぎず、ぜひ一つの道に覚悟を示し、コミットしてみて欲しい。リスクを取ってコミットするからこそ、その選択が正しかったのかが分かると思うし、自らに掲げるミッション・誓約の実現が難しければ難しいものであればあるほど、必要になる制約もきっと大きいはず。でも、断固たる覚悟があれば、どんな制約条件に耐えてでも前に進めるはず。
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キャリア全般

ヘルスケア・イノベーション Part 4-2

元ポスト:『ヘルスケア・イノベーションの行方』

#1. 従来型イノベーション(Biotech/Medtech)
#2. リバースイノベーション
#3. コスト効率改善イノベーション
#4. 個別化促進イノベーション
- Part 4-1: Personalized Medicine
- Part 4-2: Personalized Medicine周りのスタートアップ
- Part 4-3: Quantified-Self

#4. 個別化促進イノベーションのパート2。

米大手医療保険グループのUnited Healthのレポートによると、ヒト遺伝子試験の市場は、2010年の50億ドルから2020年までに250億ドルまで成長すると予測されている。

また、先のポストで述べたように、プライスポイントは急激に下がってきており、今年をInflection Pointとして多くの起業家兼サイエンティスト達が起業し始めている。


参照:Wall Street Journal, 2/15/2013, "Should Healthy People Have Their Genomes Sequenced At This Time?
BI-AA658_GENOME_G_20130212171506.jpg


その内の一つInVitaeの創業者Randy Scottの講演がキャンパスで行われた。Genomic Healthの元CEOであるScott氏は、元々はこのInVitaeを立ち上げたかったのだが、当時はまだ技術が追いついておらず、Genomic Healthを始めたという経緯がある。つまり、このInVitaeこそが、彼の真の狙いの事業なのだ。


InVitaeのビジネスモデル

Randy Scott aims InVitae at a wide range of genetic diseases

"Scott, who has been top executive at several genomic industry companies over the past two decades, predicted that 2013 will bring an inflection point where this kind of personalized medicine finally starts to become cost-effective."

このInVitae、実は従業員の多くが、元々Navigenicsにいた人たちなのだそうだ。Navigenicsと言えば、23andmeが知名度が上がる前から、すでにこのDTCサービスを始めたfirst moverで、昨年Life Technologyに買収をされている。Duke MBAのとある友人も、Navigenicsで働いていたのだが、Life Techに買収されてから社内は人の離散が激しく大変だそうだ。

DTCもしくはDTDでゲノムシーケンスサービスを提供する企業がベイエリアでも活発になってきたので、いくつかここでピックアップしてみた。

Personalis
先のポストで紹介したSnyder氏が立ち上げたスタートアップ。シーケンス後にゲノムを解析するソフトウェアを開発している。

Xdx
・分子的表現テストツールを開発
・心臓移植の予後マネージメントへの応用を視野

Veracyte
・甲状腺のしこりが良性か悪性かを医師が判断する時にサポートする遺伝子発現検査を提供。
・KPCB、Versant、Domain等から資金調達

Tethys
・糖尿病の発達に関わるバイオマーカーを分析する診断テストを提供。
・KPCBやMDV等から$103M以上を調達

Nodality
・医師向けと製薬企業向けの両方を遂行中
・昨年2月にUCBとディールを締結
FACSを用いて、分子レベルでの組織中の現状を医師が理解出来るようサポート。医師の最適な薬剤選択へと繋げる。
・昨年夏にファイザーとディールを締結
NIHによると米国で1400〜2400万人がかかっていると言われている自己免疫疾患に対するR&Dをサポートする。
・一方、昨年春にCEOはNodalityを辞めて、NEAに参画している
・昨年夏に、KPCBやPfizer Venturesから$15Mを調達

Genomera
・遺伝子のFacebookと呼ばれているGenomera。
・genomicとphenotypeの両方の情報をシェアするための無料プラットフォームを提供


これらの新しいビジネスモデルが、新しいレギュレーションの整備とともにどのように変貌を遂げていくか、注目していく必要がありそうだ。
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ヘルスケア全般

ヘルスケア・イノベーション Part 4-1

元ポスト:『ヘルスケア・イノベーションの行方』

#1. 従来型イノベーション(Biotech/Medtech)
#2. リバースイノベーション
#3. コスト効率改善イノベーション
#4. 個別化促進イノベーション


#4. 個別化促進イノベーションについて。


今年には$1,000の壁を越えるとも言われているシーケンサー技術が台頭し、GoogleやIBMと言った医療においては非伝統的な企業が推し進めてきたプロジェクトが成果を出し始め、そしてACOを中心としたオバマケア導入による環境の大きな変化が伴い、米国のヘルスケア産業はまさにStrategic Inflection Pointと言えるのかもしれない。

Health and Medicine at the Inflection Point



Rock HealthのPersonalized Medicineに関するレポート




この個別化促進を考える上で、フランシス・コリンズはこのように言う。

"Genetics loads the gun and environment pulls the trigger."

つまり、健康診断で分かるような生化学検査値だけではなく、ゲノムから特性やリスクを把握して自己管理していく必要がある。


最も期待されているアプリケーションはPersonalized Medicineであろう。事実、少しずつではあるが、NGS(Next Generation Sequencing)が臨床現場で大きな役目を果たすケースもうまれつつある。例えばこの臍帯血移植のケース

この他にも、Pharmacogenomicsでは、Plabixに代表される薬を処方する前に、最適な治療方法や処方を判断できるよう、事前に遺伝子検査が行なわれるようになってきている。

先々週日本でも、出生前診断に関する指針が産婦人科学会で承認されている。


しかし、一般的にはまだまだ遺伝子検査に対する認知度は低い。Personalized Medicineと聞くと、一般的に以下の四つの反応が返ってくる。


(主に患者の99%)
A. 何それ?


(主に医療経済者)
B. 国の医療制度を崩壊させてしまうぐらいの高価で過大評価されている診断ツール・医薬だね。


(主に製薬会社のベテラン[genomics crashを覚えてて、現状維持したい])
C. 過剰宣伝されてる戯言だ!!


(主に科学やバイオテック産業を信仰している人たち)
D. 医療に革新を起こす技術で、より予測可能で予防可能な戦略を取ることができる!!


この分野で積極的なのが、スタンフォード大学のMike Snyder教授だ。彼は2011年に、自分自身の全ゲノムをシーケンスし、4万以上の分子パラメーターを観察した。そして何よりも驚きの発見は、それまでは至って健康体だと思っていた50代半ばのSnyder氏自身が、実は2型糖尿病を発症する高いリスクを持っていたということだ。

彼はこれらの情報を得てリスクを把握したことにより、自分の生活スタイルに大きな変化があったという。毎食後に食べていた甘いものを控えて体調管理をするようになった、とのこと。

彼はこのメンロパークのフェイスブックのすぐ近くに、Personalisというスタートアップを立ち上げている。



このように、少しずつではあるが、全ゲノムシーケンスは臨床的な有用性を持ち始めている。


先日WSJでも、健常人が全ゲノムを読むべきか、という議論がなされていた。

Should Healthy People Have Their Genomes Sequenced At This Time?

この記事中で出てくる、ゲノム解読の臨床利用の推進派であるButte氏は、スタンフォード大学のSytem Medicineのチーフであり、Snyder氏と一緒にPersonalisを始めたメンバーでもある。



彼のTEDMEDでの話を聞いていると、とにかくワクワクしてくるのである。

このButte氏は、これまでに6つ以上のスタートップを始めているというクレイジーな医師で、この他にもNuMediiというスタートアップをパロアルトのダウンタウンで始めている。

NuMediiは、公的に発表されているありとあらゆる論文やその他のソースを独自のアルゴリズムで解析し、クライアント製薬企業が開発している物質が無事に薬になれるかどうかを予測するツールだ。

今後も、ベイエリアで活発にしかけているプレイヤーたちの動向を追っていきたい。

※Venter氏とTopol氏の本トピックに関するディスカッションの様子
Venter and Topol on the True Revolution in Medicine
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ヘルスケア全般

ゲーミフィケーション×医療

先日Medication Adherenceについてポストしたが、この問題に関して最も見込みあると言われているのが、ゲーミフィケーションを用いたアプローチだ。

Wearable head-up displays make gamification a viable route to self-improvement.

従来のゲーミフィケーションは、自らデータをインプットするものがほとんどであったため、ユーザー情報の正確性に欠けることが問題だったのに対し、昨今のGoogle Glassのようなハードウェア的なwearable deviceは、ユーザー情報を生理的に取得できるため、ユーザーの恣意性を限りなく取り除くことができる。

ゲーミフィケーションを用いたアプローチは、何もウェブベースドのものだけではない。

Ex-Google Health leader’s new venture puts positivity & fun (not data) at the core of corporate wellness

Google Healthを元々リードしていたAdam Bosworthは、Google退社後、08年にKeasを立ち上げた。Keasは、企業に対して、従業員が楽しんで参加できる健康管理プログラムを、face-to-faceで提供している。

Keasは、ユーザー自身のbehaviorを変えるようオンラインでアプローチしてもユーザーは変化しない、というスタンスだ。もっと包括的なアプローチ、かつソーシャルでなければ、人のbehaviorを変えることはできない、そう考えてインターネットに依存しないサービスを提供している。
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Healthcare IT
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